まゆと伊豆

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江川酒って何?(2024.2.29版)

伊豆のこんなお酒知っていますか?

江川酒というお酒があります。

これって何?どうやって手に入れるの?を解説します。

 

江川酒の歴史

江川酒とは世界遺産韮山反射炉を作った江川太郎左衛門(英龍)の江川家に代々伝わるお酒です。

英龍さんのときには残念ながら江川酒は製造中止をしていたそうです。

しかし、このお酒、戦国時代は大ヒットしていました。

大名たちの間でも評判だった江川酒は美味しいかも!?

江川家は源氏から来ていて、元々は奈良県五條市に住んでいました。

9代で韮山に移ります。

韮山に来てから既にお酒を造る技術は持っていたようです。

北条時頼の時代まで造っていたようで(1246〜1256)、一度途絶えてしまいます。

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しかし24代英盛の弟がお酒造りを再開します。

時代は戦国時代。

伊豆は北条早雲という戦国武将が治めていました。

江川家は北条家にそれを献上します。

で、何という偶然か、この江川家と早雲が住んでいた韮山城、目と鼻の先にあり、具体的に言うと徒歩5分の先にあるので、北条家に江川酒を献上したのは自然な流れだったんじゃないかなと思っています。

(江川太郎左衛門の生家の江川邸の駐車場。江川邸は実は見学できるんです!ここに車を停めたら江川邸も韮山城のアクセスも抜群なのです。本当に2つが近いので、すごい偶然だなと毎回驚きます)

それを飲んだ北条早雲

「…あ~!不味~い、もう一杯!」 八名信夫が出演していたキューサイ.. | manken99 さんのマンガ | ツイコミ(仮)

「う、うまい!もう一杯!」

元ネタはまずいじゃないかというツッコミは一切受付ません。

 

と他の大名にもこのお酒を送るようになり、秀吉や今川義元織田信長上杉謙信などみんなが知っている戦国武将にも送っていたそうです。

タバコが贈り物だった時代 | 古い広告, 昭和 ポスター, レトロな広告

 

「贈り物には江川酒を」

もしかしたら当時の大名の間ではそんな言葉が交わされていたのかもしれません。

で、早雲さんが

 

「今日からこのお酒を江川酒と名付けよう!」

 

という事で、早雲さんが江川酒と命名したそうです。

江川家の家紋は江川酒と関係していた

そして江川家の家紋もまた江川酒と深い関係があります。

 

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こちらが江川家の家紋ですが井桁(いげた)の中に菊があります。

井桁とは井戸の周りを囲んで縁のことです。

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なぜ菊が入っているのかと言うと、

戦国時代から時は進み徳川家康の時代になります。

家康さんは鷹狩りが趣味だったのでそれをしに伊豆に来たそうです。

(家康と言えばもうこの人のイメージしかない。あ、そしてまゆさんはしゃいでいます笑)

で、家康さんが来たので江川家の人たちは江川酒を家康さんに献上します。

江川酒を飲んだ家康さんは…



「う、うまい!もう一杯!」

元ネタはまずいじゃないかというツッコミは一切受付ません。

 

で、それに感動した家康さんは野菊をブチっと取って

「今日からあなたたちの家紋これにしなさいっ!(キリッ)」

という事で江川家の家紋はこれになりました。

 

……というか、いくらエライ人だからって家紋急に変えろと言われるの、困っちゃったんじゃないかなぁと思っています。

でも…お殿様の命令じゃあねぇ……

 

江川家の家紋、よく目にしていた⁉︎

伊豆の国市をブラブラしているとよく見掛けるこのキャラクター。

(またまゆさんはしゃいじゃってすいません)

韮山反射炉をPRする『てつざえもん』と言います。

伊豆の国市ゆるキャラとよく間違われますが、韮山反射炉PRキャラクターが正しいみたいです。

伊豆の国市のHPを見てみると、

英龍さんが作ったからくりロボットだそうです。

(私個人的にはてつざえもん君は江川邸で造られたってことにならないかと思っていますが。笑)

このてつざえもん君、よく見てみると…


えっ、江川家の家紋しっかり入ってるーーーーーー( ゚д゚)

 

でこれ、色んな人たちの許可をちゃんと頂いたそうなので、てつざえもん君、実はすごいんですね。

次にてつざえもん君を見かけたときに江川家の家紋をチェックしてみて下さい。

 

江川酒の製造中止。でも終わりじゃない!

実はこの江川酒、余った年貢のお米で江川酒を造っていましたが、17世紀末期に年貢の制度が変わってしまった為、江川酒の製造を中止せざるを得なくなりました。

しかし、江川家では将来誰かが復元してくれるのでは?と考え、作り方をこのように書き留めていました。

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このように絵も入っています。

 

江川酒、令和に復活!きっかけはまさかのアレ

この製法書を次に手に取ったのが、なんと令和に入ってから!

江川邸の学芸員をしている橋本敬之さんが2020年の春にコロナウイルスによる緊急事態宣言により、時間ができたことによりこれを解読します。

それだけではなく、
「これをみんなで飲んだら楽しいのではないか?これをみんなで飲むことにより地元伊豆の歴史をもっと身近に感じてもらえるのではないか?」

と地元の酒造場の万代醸造さんに掛け合い2021年になんと320年ぶりに江川酒ができます。

「誰かが造ってくれるかも?」と江戸時代この酒造書を残してくれたことで今の私たちが江川酒を楽しめることに感謝すると共に、

まさか320年ぶりに復活させたのが、江川邸の学芸員の人とは当時の江川家のみなさんも考え付かなかったのではないでしょうか!?

 

江川酒はどんな味?

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私個人の主観ですが、一口、口に入っただけで上品で濃厚なフルーティーさが広がり、「お!」と少し驚きました。

お酒が飲めない私でも飲みやすいです。

材料に果実は使っておらずなぜお米だけでフルーティーになるのかは、分かっていないそうです。

江川酒の入手方法

江川酒は酒税法の関係上、多く生産することができずにいる為に、「江川英龍公を広める会」の会員様のみに販売しています。

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こちらは江川酒の購入券だけではなく、江川邸の年間フリーパスも特典となっていますので、ぜひ、江川家を存分に楽しんで下さい!

江川英龍公を広める会 | 伊豆を知的に楽しむサイト 

またこちらのポスターにあるように、江川酒は毎年お米から作っています!
で、そのお米はどこで作っているのかというと江川邸なんです!

 

(私まゆも江川酒のためのお米の稲刈りに参加しました!)

 

ただし注意が!

(伊豆の人が慕う江川家。江川邸はみなさんも見学することができますよ!)

で、実は「江川酒」と名乗るお酒が店頭で販売しているのを見かけます。

実は今まで江川酒はあったと言われていたのですが、製法書が見つからなかったそうです。

江川家は伊豆のこの辺りの人たちは慕っており、その願いを込めて「江川酒」と名付けたお酒がかなり昔から販売されたようです。

その後に製法書が発見され「江川酒」と名乗るお酒が出てしまった為にみなさんには紛らしい事になってしまいました。

でもどちらの「江川酒」も江川家を慕うみなさんの気持ちから生まれたモノと思って頂けたらと思います!

江川酒作った江川邸に行ってみよう!

そんなすごい江川酒を作った江川家。

江川邸と世界遺産韮山反射炉をセットでガイドしています。

予約は当日あさ10時まで受付している日もありますので、ぜひご利用下さい!


 

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