先日Googleで『伊豆の国市』と検索していたらこんな表示が出ました。
地元民としては気付きませんでしたが、混乱している方が多いのだと思いました。
また地元民は例えば「長岡、中伊豆、天城…」などと旅行者や移住者には聞き慣れない、またどこだか分からない地名を言っているのかもしれません。
そこで、今回はなぜそんなことになってしまったのか解説します。
キーワードは田方郡
実はこの田方郡、昔はもっと広くてこのようになっていました。
田方郡が合併して今の状態に
2004年にこの地図の修善寺町、中伊豆町、土肥町、天城湯ヶ島町が合併して伊豆市が誕生。
2005年に伊豆長岡町、韮山町、大仁町が合併して伊豆の国市が誕生します。
http://izuito.net/_cgi/blog/diary.cgi?mode=comment&no=499
ちょっとだけ田方郡の歴史
ちなみに『田方』という名前は739年のなんと平安時代からあったそうです。
ただし、この後に合併や離脱が何度か起きます。
合併あるある?
(修正されずに旧町表記のままの看板などが伊豆にはたくさんあります)
2022年現在、この合併から20年経っていません。
そうすると、地元民は旧町のほうが馴染みがあるので、思わず旧町を言ってしまいます。
現在39歳である私もやはり旧町で言ってしまいます。
もしかしたらこれは「合併あるある」で合併したばかりの地元民は、旧町を行ってしまうことがよくあるのかもしれません。
「修善寺に住んでいるよ」の修善寺ってどこ?
(修善寺駅は住所は伊豆市柏久保ですが、旧修善寺町エリアなのでここを修善寺と言う人もいます)
そしてこれは私の肌感ですが、
地元民が例えば「修善寺に住んでいるよ」と言うと、修禅寺がある『修善寺温泉エリア』も住所は伊豆市修善寺なので、そこなのかと思うかもしれませんが、『旧修善寺町』という感覚で行っていることもあるので、「おや?」と思ったら確認を取ったほうがいいかもしれません。
失われたふるさとの名前
『平成の大合併』ということで、伊豆だけではなく1999年頃から全国で合併が行われていたみたいです。
その影響で旅行者や移住者のみなさんを混乱させてしまってはいるのですが、
自分たちの町の名前が消えてしまい誇りを持っている方も多いかと思います。
だからこそ、旧町で言う方が多いのかと思います。
どんなに地名が変わっても、その名前を口にすれば、いつでも自分のふるさとはそこにあるのですから。
伊豆の国市って変な名前…
なんとも紛らわしい名前ですが、伊豆の国=伊豆國と昔は表記されていました。
これがなんと701年奈良時代の書物に書かれていたので、実は歴史ある名前なのです。
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